東からの風がやや強く

浅く広くをモットーに色々と手を出している主義の備忘録

V6がひとつの終着点を見つけた話

 2021年3月12日から今日までの出来事、今のぐちゃぐちゃな気持ちをいつか「そんな気持ちだったなあ」と懐かしめられるようになりたいので記事にします。あくまで主観、個人の意見です。色々な気持ちの方がたくさんいらっしゃると思います。そんな気持ちで。

 

 その事実は仕事帰り、シンエヴァを見るために映画館へ向かっている途中でした。発表から1時間以上は経過していました。ツイッターで知り、「ええ??」と思っていると車内で流していた「every.」で報道され、事実だと知りました。

  思っていた以上に冷静でした。

 想像は何度もしていた。先輩グループや後輩グループがなんやかんやあって、続けることの大変さを痛感していた。同時に、ボックス踏んで楽しそうにデビュー曲を歌う未来も想像していた。

 映画前にFC動画を見ましたが、いつも通りでいようとする井ノ原さんと、いつもより積極的に喋ろうとする岡田くんと坂本さん、いつものように優しい長野くん、嘘がつけない剛健。そういうところも「いつものV6だなあ」と思いました。

 

  映画を待っているあいだに、ぼんやりとそう思いました。

 大した人生経験をもっていない私でも、続けて行くことは大変だけど、長年同じことを続けて行けば経験は積むし、対処法も勉強できます。そうしているうちに今度は新しい環境に移行していくことが難しくなってくる。新しい道であればあるほど、目の前にある大きくて太く、果てのわからない雑草を刈っていく体力が年齢と共になくなってくる。加えてそれは、過去の経験からめちゃくちゃ大変で成功するかも分からない。それだったら現状維持の方がこれから来るであろう危険にも察知して対処できるかも知れない。

 安定した操縦士がいる船に乗り続けるより、小さい手漕ぎ船で進むことへの挑戦。そういう選択が出来る環境で、許してくれる環境があるということは幸せなことだと思う。

 

 で、シンエヴァを見ました。すばらしいものでした。タイトルの通り、「シンエヴァンゲリオン」でした。

 

 にこ健が更新されていたのは、エヴァを見終わった帰りの車内でした。やっぱり三宅さんはこういうときに更新するよねー。と思いながら見た「その821」

 急に現実に思えて悲しくなって車内でボロボロ泣いた。え、こんなに泣く? と自分でも戸惑うくらい泣いた。

 発表されたのだから覆ることはない。たくさん話し合って決めたことに対し受け止め、決めた終着点へ向かうために進んでいるのだと思うと泣いた。家に帰るまでずっと泣いていた。

 

 数時間前までは楽しみにしていた「RIDE ON TIME」も楽しめるか不安だった。打合せだけど遊んじゃっている冒頭のV6は少なくとも私が知っているV6だけど、新曲の「Full Circle」や「クリア」の歌詞、三宅さんのインタビューにまた泣いた。他ファンの方で「安泰だと思っていた」とか言っていた方は特に「Full Circle」の歌詞を見ていただきたい。

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 今の自分の気持ちとしては、決めたことに対して謝らないで欲しい。メンバーだってファンを悲しませる結果だと分かりつつ、散々悩みぬいた結果なのだから、悲しんでいるファンを見て聞いて謝らないで欲しい。こっちは頑張って落としどころを見つけて立ち上がるから、終着点にたどり着くまでいつも通り笑ってわちゃわちゃしてほしい。

 

 あとはFC動画でもメンバーが発言しているけど、これから出てくる(すでに出ている)出所の分からない意味不明で憶測しかない記事やコメントにいちいち反応し、心を痛める必要はない。

 落としどころをつけるには人それぞれ時間がかかる。辛い人は情報を遮断してほしいし、周囲の人たちは落ち着くまで黙って見守っていてほしい。