東からの風がやや強く

浅く広くをモットーに色々と手を出している主義の備忘録

ようこそV6の世界へ~コンサート映像のススメ~

 25周年イヤーと不要不急の自宅待機が重なったからなのか、エイベックスさんがV6さんのMVやコンサートを続々とyou tubeで公開しています。(※コンサートは期間限定)
 「これはもしや、20周年の再来で新規を呼び込むチャンスなのでは・・・」と思い、久しぶりに重い腰(指)をあげました。
 以前、KinKiさん20周年イヤーに合わせてコンサート映像のススメという記事を投稿しました。いつかV6さんでもやらなければならない、という謎の使命感を今!! ということでおススメ作品をご紹介出来ればと思います。
 誤字は気にしない方向でお願い致します。

 ※なぜ、コンサート映像をおススメするのか、の理由については当時の記事に書かせていただきましたが、基本的に気持ちは同じなので省略します。

 

ntu0610.hatenablog.com

 

 

 

※とりあえず最新作※

 

 


【期間限定】V6 / LIVE TOUR 2017 The ONES


【期間限定】V6 / LIVE TOUR 2017 The ONES(Document Movie)

  2018年3月14日発売(DVD/BD)
 初回A(DVD/BD):ドキュメント、全国ツアーいいとこどり集
 初回B(DVD/BD):全国ツアーMC集、シンクロするまでリハに戻れま6!他
 通常(DVD/BD):メンバーパーソナルエディット

 

 2017年に行われたアリーナツアー映像です。
 現在、公開されている本編はどの円盤も同じで、ドキュメントは初回Aに収録されています。ちなみに、本編のMC中で井ノ原さんが「続きはDVDのほうで!」と言っていた長野くんお祝いは初回Bに収録。

 全体を通して大人スタイリッシュな印象です。照明の明暗を絶妙に使い分け、とにかくカッコいい演出。
 おススメは「SPARK」・・・と言いたいところですが、「SPARK」はありきたりなので「DOMINO」を推します。アルバム曲の中でも異色で、1分39秒と短い楽曲です。高音と低音でメンバーが次々入れ替わるように歌います。個人的に初めて聴いたときは「好きなテイストだけど、分数もないし、セトリとして入れるには難しい楽曲だろうな」と思いました。過去に発売されたV6さんの楽曲の中でも圧倒的にダークな印象だったので、前後にくる楽曲が想像出来なかったのが正直なところです。それを、コンサート用に作られたインストと映像で繋げ、「Get Naked」に繋げたあの流れはすごかったです。「異色と思っていた「DOMINO」が!こんなにスムーズに繋がった!!」と感動しました。
 ツアータイトルでもある「The ONES(アルバム/2017年8月9発売)」をひっさげて行われたツアーのため、アルバム曲中心・・・どころか、アルバム収録曲全てを網羅されています。アルバムをひっさげてツアーをする際、どうしても数曲はセトリ落ちしてしまうことが過去ありましたが、全曲入れてきたには多分初めてだったのでは?? と思います。
 また、「The ONES(アルバム)」はメンバーがプロデュースした楽曲が1曲ずつ収録されています。そのあたりの想いについては初回Aのドキュメント(期間限定無料公開中)にも収録されていますが、誰がどの曲をプロデュースされているのか、をぼんやりとでも知っていると面白いかも知れません。(ウィキペディアに掲載されています)

 

※幸せの空間※

 2016年2月17日発売(DVD/BD)
 初回A(DVD):ドキュメント、全国MC集他
 初回B(DVD):ビジュアルコメンタリー他
 通常盤(DVD/BD)

 

 20周年ツアーの映像になります。収録日は11月1日のデビュー日で、会場は代々木第一体育館になります。
 お気づきかと思いますが、V6さんは3形態ほど発売します。そして特典映像がそれぞれ異なります。どの特典映像も楽しいこと間違いないのでついつい全形態買ってしまう。エイベさんの掌でコロコロと転がされております(笑)。
 なんといっても20周年。しかもツアー最終日にしてデビュー日。そして思い出の地でもある代々木第一体育館。それだけで特別感のある公演です。Wアンコールは幸せでしかないです。
 ベストアルバム「SUPER Very best(2015年7月29日)」を発売したためシングル多めですが、ツアーに先駆けファン投票で人気が高かった楽曲も勿論収録されています。
 その中でも、ツアー用に作られた「39symphony」が凄いです。「39symphony」はV6さんがこれまでに発売したシングル(当時全45作品)をミックスさせたメドレーで40分くらいあります。楽曲の中には一瞬しか流れなかったり、ワンフレーズしか歌わないシングル曲もあります。ツアー当時、どのシングルがどこに入っているのかをSNSで探し合うファンの方がのツイートが沢山ありました。私としては一瞬だけ入ってくる「CHANGE THE WORLD」とアレンジされた「IN THE WIND」が好きです。元々、「IN THE WIND」は振付込みで好きな楽曲なのですが、その曲がセトリに入っていたこともアレンジされていたことも映像もとても好きです。
 ちなみに、「39symphony」を作られたのは「Sexy Honey Bunny!」でお馴染みに西寺郷太さんのcorin.さんです。本当に良い作品をありがとうございます。

 

※本編ラストの楽曲※


V6 / GUILTY(YouTube Ver.)

 2010年11月1日発売(DVD)
 READY?:ルーレットテーマ完全制覇、MCコレクション他
 ASIA:ASIA MCコレクション、プロモーション他
 通常盤
 2016年2月17日(BD)
 通常盤

 

 15周年の日本ツアーです。前年(2009年)に韓国と台北でコンサートを開催し、本ツアーは日本への凱旋ツアーとなっています。そのため、基本的にはシングル中心となっていますが、日本ツアー版はアルバム「READY?(2010年3月31日発売)」を発売したことにより、アルバムの曲も収録されています。
 今から10年前のV6さんですが、最初にご紹介した「The ONES」コンサートに通ずるものがあると思います。それこそが「GUILTY」始まりであるセトリ。「GUILTY」はyou tube版のMVをご確認いただければお分かりいただけるかと思いますが、とてもスタイリッシュです。黒と白の世界観を当時出演した歌番組でも取り入れていました。コンサートではカラフルなシャツを着ていたり、スーツにV6さんお得意のフリンジが付けられていたり少々派手にされていますが、シルエットを映し出すオープニングはとてもカッコ良いです。
 ファンの中でも人気の高い「will」や「Air」が収録されている他、V6さんではお馴染みだったソロダンスのある「READY?DANCE」も好きですが、本編ラスト「羽根~BEGINNING~」を見ていただきたいです。
 往年のファンでは有名曲「羽根~BEGINNING~」は、2000年8月9日発売された「HAPPY」というアルバムのリード曲です。当時はアルバム発売に合わせて出演した「MUSIC STATION」でも披露したことがあります。また、「羽根~BEGINNING~」は2003年のツアー「LOVE&LIFE」で本編ラストとして使われたことのある楽曲です。他のアーティストさんでは本編ラストの楽曲を過去にも本編ラストとして使用したことのある楽曲を再び使用する、なんてことはありますが、年々新しい楽曲を発売するアイドルが同じ曲を使う、ということは珍しいかと思います。(過去の演出イメージも植え付けられていますので、使用するのは中々難しいのでは・・。)特に2003年の「羽根~BEGINNING~」は水と照明を使った演出で、とても話題になりました。
 一言で言えば「すごい」。2003年のショーアップされた演出とは違い、よりシンプルに。そして映像では色を抑えています。だからこそ、歌詞がより強く突き刺さる。あらためて良い楽曲だなあ、と感じます。

 

※世の中に出た名作※


【期間限定】V6 / live tour 2011 Sexy.Honey.Bunny!

 2012年1月18日(DVD)
 WAKE:L.A映像、全国MC集他
 SEXY:ドキュメント、打ち上げ他
 通常盤:マルチアングル
 2016年2月16日(BD)
 通常盤:マルチアングル(DVD版共通)

 

 「おススメの円盤ってなに?」と興味を持った方に質問されれば、おそらく上位で誰もが言うであろうセクバニコン。オトすならセクバニコン。某川の様なインターネットショップで高値で取り扱われているセクバニコン。私もオトすならセクバニコンだと信じて疑いません。それくらいファンの中では名作をされています。それがついに期間限定ですが世の中に公開されました。事件ですよ、これは、マジで。
 何で名作なのか、と問われれば「往年歌われてきた定番曲でもある楽曲が少ない」ことです。いわゆるB面と呼ばれている楽曲、アルバム曲、未発表曲が本編の大多数を占めています。ご自身のお好きなアーティストで想像してください。カップリング曲、アルバム曲、未発表曲を中心に構成されたセトリ、アンコールでは往年のシングル。・・・とても良いでしょう?? それがセクバニコンです。
 人気の高い「Supernova」は本ツアーが初披露、かつ未発表曲でした。それに加えてあの振り付け。好きにならない理由がない。また、「SP“Break The Wall”」は音楽配信されていたものの、初披露は本ツアーでした。どちらもCDとして手に入れるまで時間のかかった楽曲です。(「Supernova」は2013年、「SP“Break The Wall”」は2015年)
 推すのはなんといっても三宅さんのソロ。元々、メンバーソロ曲は「READY?(2010年3月31日発売)」の初回Bに収録されています。2010年のツアーでソロコーナーが無かったこともあり、「これはもうコンサートでは披露しないのかな?」と思っていたところで披露されました。
 三宅さんのソロ「”悲しいほどに ア・イ・ド・ル” ~ガラスの靴~」はアイドルとしての心境、本音のような歌詞です。アイドルとして笑って生きているけど、本当は皆と同じ普通の男なんだよ。という内容に心が痛くなります。それをアイドルをしてファンを楽しませている三宅さんが切ない表情で歌って踊っているからこそ余計にリアルに感じてしまう。三宅さんには本当に幸せになって欲しいなと願ってしまうような楽曲です。
 ツアーのあった2011年は東日本大震災の年です。ツアーが発表された頃はそこまで電力に対する批判等々は無かったと記憶していますが、電力不足が叫ばれていた頃のツアーは批判的な声も多く、自家発電をしてコンサートやイベントを行うことがほとんどでした。ジャニーズさんも例にもれず、本ツアーも自家発電だったと記憶しています。(間違っていたらごめんなさい。)そのためか、本ツアーは電力も考慮した構成でした。そういう想いも知らずに影響しているのかも知れません。

 

 

 期間限定でコンサートが公開されているということもあり、慌てて記事を書いたため、他にもおススメしたい作品は沢山あります!岡田さんが演出した2008年の「VIBES」や2003年の「LOVE & LIFE」、トニセン・カミセンのコンサートもそれぞれの個性もあってとても楽しめます。が、まずはyou tubeで公開されているコンサートやMV、さらには特典映像を見て、興味を持っていただければと思います。

 25周年。色々不安なことは多いですが、何事もなく過ぎ去って26周年、27周年と続いていくことを願っています。