東からの風がやや強く

浅く広くをモットーに色々と手を出している主義の備忘録

ようこそKinKi Kidsの世界へ~コンサート映像のススメ~

 20周年おめでとうございます!
 V6さんの時もありましたが、20周年に向けたメディア露出のお蔭もあって*1ご新規ファンの方が増えているようです。沢山いらっしゃるアイドルの中からKinKiさんをファンになっていただける同志が増えるなんて嬉しいですよねぇ。
 しかしデビュー20周年アイドル。興味を持っても販売作品が多いのでどこから手を付ければ良いのか分からない! とお思いの方が結構いらっしゃるようです。私もKAT-TUNちゃんにハマったときはどこから手を付ければ良いのか迷いました。。。
 そこで僭越ながら個人的におすすめしたいコンサート映像作品をご紹介させていただきます。

 

 

*何故、コンサート映像作品をおススメするのか?*


 アイドルが本領発揮するのはコンサートだと思っています。(個人的な意見)
 特にKinKiさんは「LOVE LOVEあいしてる」出演をきっかけにギターに目覚め、素晴らしいミュージシャンの方々と触れる機会が多かったこともあり、音楽にとても力を入れているグループです。若手~中堅ジャニーズになるとバンドで演奏が出来るジャニーズJr.を引き連れていることもありますが、KinKiさんは吉田健さん率いるミュージシャンの方々が演奏をして下さっています。昨年のツアーに至ってはKinKiさんと親交のある堂島孝平さん*2がバンドメンバーとしていました。豪華過ぎる。ここ数年、KinKiさんはコンサート映像作品をDVDとBDの2タイプで販売しております。BD画質・音質でコンサートが見られるって素敵。
 まあ、正直なところ、シングルもカップリングに良い曲がたくさんあるのでオススメしたい気持ちはありますが、そこまでの予算がないという場合はレンタルをしていただければ、と。シングルは特典DVDが付いている初回盤等もありますので、気になる方は気長に収集すれば宜しいかと思っています。初回盤収集大変だけど。


*とりあえず最新作*

 2017年7月12日発売(DVD/BD)
 初回盤のみ1月1日MC収録


 昨年行われたアリーナツアーを基盤としたドームコンサート映像です。
 「N album」(2016年9月21日発売)を引っ提げて行われたコンサートのため、アルバム中心のセットリストになっています。
 アリーナツアーのドームver.ということもあり、本ステージ以外のステージがないため、いわゆる「お手振り曲」*3が少ないです。アンコールでムービングステージが登場し、そのときに手を振ったりする程度です。そもそも、KinKiさんは客席に向かって手を振る行為は少ないです。二人で歌っていることがファンサービスなのです(鍛えられたファン曰く)。
 おススメは「陽炎~kagiroi~」です。「N album」に収録されている楽曲で、作詞:剛さん、作曲:剛さん・堂島さん、編曲:十川ともじさんという素晴らしい布陣。「薔薇と太陽」(2016年7月20日発売)をテレビ初披露された際、ギター演奏を剛さん、ダンスを光一さんがしていたことで一部話題となりましたが、その雰囲気を受け継いだステージングに加え、2人が入れ替わるように歌う歌割はまさに「KinKiさんにしか歌えない曲」となっております。それぞれ個体(別々)なのに共存しているのがとにかくすごい。毎度のことながら照明が好き過ぎる。
 さらに今回は約10年ぶりにソロコーナーがあります。曲を可視化し、ダンスや照明で表現する光一さんと、声と指先で表現する剛さんの対比が同時に見られます。1粒で2度も3度も美味しいKinKiさんを味わうことが出来ます。ご覧になられた方でソロが気になった方は是非、手を出してみて下さいね。
 あ、KinKiさんといえば緩いMCが名物ですが、今回のMCもとてつもなくシュールで緩いMC、しかも何故か途中で漫才をしています。何故そうなった。あと、衣装が好き。


*音楽性の高さが垣間見られる合作曲*

KinKi Kids 2010-2011 ~君も堂本FAMILY~ 【DVD初回限定盤】
 

 2011年7月27日発売(DVD/BD)
 初回盤のみ1月1日MC収録

 

 この年はオリジナルアルバムがリリースされなかったため、過去にリリースした楽曲中心のセットリストになっています。シングル曲よりも過去のアルバム曲が多めです。出戻りでブランクがある方だと「わー、懐かしいーーー!」と叫ぶような楽曲が多いです。せつない恋に気づいてとかスッピンGirlとかNo Controlとか。羅列しただけで懐かしい、好き。それにしても「Family~ひとつになること」何回歌ってんだよ、という突っ込みをせずにはいられない。
 なんといっても後半戦に始まる怒涛の合作曲メドレー(正確にはメドレーではない)! 作詞作曲も出来るKinKiさんは過去にシングル、アルバムで合作曲を手掛けており、余すことなく堪能出来ます。愛のかたまり以外にも良い合作曲はたくさんあるのですよ!
 おススメは「Tears」と「me~地球のいろ」。2曲とも「Family~ひとつになること」(2010年12月1日発売)の初回盤と通常盤に収録されている楽曲で、「Tears」は作詞:光一さん、作曲:剛さん、「me~地球のいろ」は作詞:剛さん、作曲:光一さんが手掛けております。腕を絡ませ合うだけでどうしてあんなに興奮するのか、いや、興奮しないわけがないくらいに盛り上がります。床の映像が綺麗で幻想的。ツアータイトルは言わずもがな社長様命名。


*KinKi史上最大?のボリューム*

KinKi you DVD(初回生産限定盤)

KinKi you DVD(初回生産限定盤)

 
KinKi you DVD

KinKi you DVD

 

  2009年9月30日発売(DVD)
 Disc1.~3は初回・通常共通
 初回盤Disc4は京セラドーム収録
 通常盤Disc4はアリーナツアー時のダイジェスト

 

 2009年なのでこちらも上記品と同じくちょっと古めの作品ではあります。が、近年作品はおそらくおススメされる方が多いかと思いますので、あえてちょっと古いKinKiさん推しをしているのでご了承くださいませ。
 当時でさえ約8年ぶりに行われたアリーナツアー&年末のドームコンサートが収録された大ボリューム作品です。ツアータイトル通り、2人のスケジュールと会場が急遽確保出来たので行われたツアーです。なんだそりゃ。
 セットリストはシングル曲が当時の最新曲「約束」まで披露されているため、アルバム曲は分からないけど、シングル曲は多少知っているよ、という方にはおススメです。ただ、なにせ4枚組なので、気長にゆっくり見て頂ければと思います。
 「裏側を見せるのが苦手」という2人*4なのでDisc2.のドキュメントがとても貴重映像満載に加え、アリーナツアー時のMCや打ち上げ映像が入っていたりします。こちらはブンブブーン等のバラエティ番組を見て益々KinKiさんの興味を持たれた方向けかも知れません。当時のMステでも話題になった伝説の名古屋3日間や、コンサート終わりの貸切バスでラジオ収録とかしています。長野公演のMCでチャンバラしたりしています。どうですか、これだけでも興味持ったでしょう。
 個人的には通常盤のDisc4.のアリーナツアーダイジェストが好きです。これぞ生バンド!といった具合に会場によって歌い方が違うKinKiさんが見られます。


*甘すぎる一夜として伝説のコンサート*

 2008年6月18日発売(DVD)
 収録楽曲は初回・通常共通(パッケージ・ブックレット違い)

 

 これは個人的に外せない。実に約10年前のコンサートですが色褪せない名作なので推します。
 「φ」(2007年11月17日発売)を引っ提げたドームコンサートのため、「φ」中心のセットリストになっております。最新作「We are KinKi Kids Dome Concert 2016-2017 TSUYOSHI & YOU & KOICHI」が発売される前までは実質、KinKiコンサートでソロコーナーがあった最新のコンサートでもありました。
 「えっ、10年前の作品なの?!めちゃくちゃ良いじゃん!!」と思わせるのは楽曲の力もさることながら、演出力の高さもあるからなのかなと思います。「停電の夜には-On the night of a blackout-」は特に好きな演出で、しっとりと歌い上げるKinKiさんを囲うようにダンサーさんが踊るのがとてつもなく好きです。ステージの床が光るようになっているのですが、ダンサーさんが通りと床が光る演出になっているのがもうっ(語彙力…)!!幻想的で「え、ユーミンさんのコンサート見に来ているの??」と思いました。
 とにかく2人がいちゃいちゃしています。MCでお誕生日のお祝いをし、その勢いのまま始まった「Harmony of December」がまさかあのようなことになるとは。MCは完全収録されていないのですが、当時のレポを漁ると物凄いことが色々と書かれておりますので、そちらをチェックしてみてから映像を見るのもまた楽しいかと。
 とりあえず見て!幸せに触ったような世界しかないから見て!  としか言えない作品。

 


 今回挙げた作品は最新作、シングル多めセットリスト、合作曲セットリスト、個人的名盤としておススメしてみました。が、最新作から下って購入していくのもKinKiさんのこれまでの歴史を垣間見ることが出来るので楽しいかと思います。

*1:映画「銀魂」の高杉効果もあるかと思います。おみ足に加えあの内股はけしからんでした。

*2:シンガーソングライター。「Misty」「カナシミブルー」を作られた偉大なる方。

*3:踊ったりすることはなく、客席に向かって手を振ったりファンサービスをするだけで終わってしまう曲。

*4:これはどちらかというと光一さんがよく雑誌などで発言しておりました。最近はSHOCKも裏側を取材されている映像がありましたけど、最近はどうなのかな?